ふるさとテレワーク
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ドローンで地域再生、徳島県那賀町の「もんてこいテレワーク整備事業」
さまざまな分野で活用が広がる小型無人機ドローンを地域再生の起爆剤にしようとする自治体が徳島県にあります。平成の大合併で那賀川流域の山村5町村が合併して生まれた那賀町です。人口は過疎の進行で7,900人しかいませんが、面積は東京山手線内側の約10倍に当たる700平方キロ。その広さをドローン関連事業に生かそうというわけです。平成28年度の総務省「ふるさとテレワーク推進事業」をきっかけに、上那賀地区の小学校跡にドローンを活用する企業でつくる「一般社団法人UAS多用推進技術会」を誘致しました。技術会徳島支部の角南泰弘(すなみやすひろ)理事に現在の活動状況や今後の目標を伺いました。
目次
1.ドローンの適地と見定め、サテライトオフィスの開設を決意
2.技能スクールからはこれまでに30人が卒業
3.文化祭で地元住民と交流、将来の夢は地域貢献
4.異業種交流、移住の受け皿などメリットがいっぱい
5.本事例についてのお問合せ先
1. ドローンの適地と見定め、サテライトオフィスの開設を決意
那賀町の「もんてこいテレワーク整備事業」に応じ、小学校跡地に進出を決めた理由はどこにありましたか。
那賀町はドローンの飛行に適した場所といわれますが、どこがいいのでしょうか。
▲那賀町には絶景を誇る那賀川の渓流「鷲敷ライン」。四季を通じ豊かな表情を見せてくれる
2. 技能スクールからはこれまでに30人が卒業
▲講義と実地教習を同じ敷地内で行える。講習の費用及びスケジュールについては、一般社団法人UAS多用推進技術会(UMTA:アムタ) にお問い合わせください
ドローン活用技能スクールを開講していますが、これまでの活動状況を教えてください。
スクールの運営はどのようにされていらっしゃるのでしょう。
3. 文化祭で地元住民と交流、将来の夢は地域貢献
▲一般社団法人UAS多用推進技術会徳島支部の角南泰弘理事。手にしているのはドローンのプロポ(プロポーショナル・システム)
スクール以外にはどんな業務をされていますか?
地元の人や地域の企業と交流はありますか?
現在、サテライトオフィスの運営で抱えている悩みがあったら教えてください。
4. 異業種交流、移住の受け皿などメリットがいっぱい
▲昭和36年竣工の県営の川口ダム。豪快な水しぶきを上げて噴出する放水風景は圧巻。桜や紫陽花など四季折々の風景が楽しめ、ダム湖の周辺には、温泉や美術館、キャンプ場などの施設がある
ふるさとテレワークの利点について、どうお考えでしょう。
逆に欠点はどこにあるでしょうか。
最後にふるさとテレワークの利用を考えている個人や企業に対し、何かメッセージをお願いします。
お問い合わせ
テレワーク相談センター
0120-861009
9:00〜17:00(土・日・祝日を除く)
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那賀町は過疎の山村ばかりが合併して生まれた自治体で、面積は徳島県内で2番目に広いのですが、人口密度は最小です。しかし、その分豊かな自然が残り、山村ならではの人情も厚い場所です。サテライトオフィスを置くのに魅力的だと感じ、平成28年にオフィスを開設しました。那賀町はドローンを活用する徳島県版の地方創生特区に選ばれて以降、国が進める荷物配送実証実験の場になるなど、ドローンの町として多彩な活動を展開しています。ちょうどこちらが徳島、兵庫の両県でドローン活用技能スクールの開設を目指していたこともあり、町と技術会双方の意向がマッチしたわけです。