ふるさとテレワーク
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離島の課題解決にテレワークを活用
西表マインドにマッチしたテレワークの在り方とは
沖縄県竹富町は、八重山諸島に属する大半の島を擁する自治体。その島々の一つである西表島は、竹富町を構成する島の中で最大の面積を持ち、ほとんどが原生林に覆われています。イリオモテヤマネコを代表とした、他では見られない独自の生態系を築いています。
今回は、そんな西表島でふるさとテレワークを実施しているブルー・オーシャン沖縄の崎山喜一郎氏、竹富町役場 政策推進課の横目欣弥氏にお話を伺いました。西表島にシェアオフィス「Painushima Share」を構え、島民のテレワークをサポートしています。都市部から遠く離れた離島でテレワークを実施するには、離島ならではの苦労があったようです。
目次
1.リーマンショックによる人口減をきっかけに多様な働き方を模索
2.仕事を“与える”から“選んでもらう”ことでテレワークがうまく回り出した
3.シェアオフィス「Painushima Share」は地域のコミュニティスペースに
4.竹富町とブルー・オーシャン沖縄が連携して移住者の生活と仕事をサポート
5.沖縄県も竹富町の取組に注目している
6.本事例についてのお問合せ先
1. リーマンショックによる人口減をきっかけに多様な働き方を模索
▲ブルー・オーシャン沖縄の崎山さん
西表島でテレワークを導入するまでの経緯を教えてください。
▲竹富町 政策推進課の横目さん
▲ビーチから眺める八重山の海。風光明媚な景色で重要な観光資源である一方、人や物資の移動には多大な時間とコストがかかり、それが離島苦(島ちゃび)につながっている
2.仕事を“与える”から“選んでもらう”ことでテレワークがうまく回りだした
▲お話を伺ったシェアオフィス「Painushima Share」
竹富町では2015年にも、平成26年度補正予算『ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業』を実施しましたが、ブルー・オーシャン沖縄はどう関わっていたのでしょうか?
取組当時と現在では、何か違いはありますか?
なぜうまくいかなかったのでしょうか?
▲西表島に到着する連絡船。竹富町にとって観光客を運び、町民の生活を支える重要な生活インフラだ
その反省を活かして、現在はどのようなスタイルで働いてもらっているのでしょうか?
仕事を属人化する方法が合ったのは、どうしてだとお考えですか?
3. シェアオフィス「Painushima Share」は地域のコミュニティスペースに
現在、竹富町には何人のテレワーカーがいるのでしょうか?
▲石垣島に集まって行われたテレワーカー同士の会議。子育て中の主婦もいるので、子どもの姿も
その方々がテレワークをする時は、このシェアオフィス(Painushima Share)を利用しているのですか?
▲まだ真新しい壁が印象的な「Painushima Share」の外観。近くにある信号機は、日本でいちばん南にある信号機なのだそう
「Painushima Share」はどんな経緯で作られたのでしょうか?
▲石垣島との連絡船が発着している大原港。西表島の玄関口だ
コワーキングスペース以外には、どんな使われ方をしていますか?
▲遠方の企業とWebを通じて、「Painushima Share」でワークショップを行ったことも
4. 竹富町とブルー・オーシャン沖縄が連携して移住者の生活と仕事をサポート
テレワーク事業について、今後の展望をお聞かせください。
▲「Painushima Share」には様々なパンフレットや雑誌が置かれている。テレワーカーにとって重要な情報源のひとつだ
5. 沖縄県も竹富町の取組に注目している
竹富町の取組は、離島という特性にマッチした好例だと思います。
竹富町のやり方がモデルケースとなって、沖縄県としての取組に発展しつつあるわけですね!
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崎山氏:私と竹富町との関わりは、15年前にブロードバンド回線設営のために西表島を訪れたことから始まります。その作業を通して西表島の状況に関心を持ち始めました。ネットワークインフラを利用して、島の暮らしを良くできないかと思い、いろいろと改善策を提案してみたんです。でも、当初は受け入れてもらえませんでした。