ふるさとテレワーク
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大阪まで行かなくても働ける! 『奈良サテライトオフィス35』を開設
▲JR関西本線(大和路線)の走る三郷駅
今回のふるさとテレワーク事例取材は、奈良県三郷町(さんごうちょう)のJR三郷駅前にある『奈良サテライトオフィス35 (さんごう)』を訪れました。平成28年度予算「ふるさとテレワーク推進事業」を活用して平成28年12月にオープンした施設で、長期利用可能な企業オフィススペースや個室ブース、コワーキングスペースが備わっています。企業オフィスや個室ブースは取材時点でほとんど満室と、利便性が高く評価されていることがうかがえます。
お話を伺ったのは、三郷町 総務部の安井規雄さんと照海梢さん、施設運営を行うNPO法人紙飛行機の森本裕美さん、佐野円さん、山縣真由美さん、そして株式会社FM.Bee の柴田司郎さんです。
目次
1.「町で働く場所を増やしてほしい」住民の声を受けてサテライトオフィスを設置
2.企業オフィス常設で施設全体に活気 スタートアップに最適な低料金ブースも
3.毎日『35』で働く人も! 「近さ」や「落ち着いた雰囲気」が好評
4.『35』の利用者たちがプログラミング教室を開催! 人のつながりが生まれる場所に
5.利用者の拡大や情報発信を通じて人や仕事が集まる場にしたい
6.本事例についてのお問合せ先
1. 「町で働く場所を増やしてほしい」住民の声を受けてサテライトオフィスを設置
▲建物の3階部分が『奈良サテライトオフィス35』
初めに、『奈良サテライトオフィス35』をオープンするまでの経緯をお聞かせください。
▲三郷町総務課 照海さん
▲『35』受付の様子
『35』にはどんな設備があるのですか?
▲三郷町総務課 安井さん
2. 企業オフィス常設で施設全体に活気 スタートアップに最適な低料金ブースも
▲企業オフィススペースの様子
企業オフィスの利用状況はいかがですか?
▲NPO法人 紙飛行機の佐野さん(左)と森本さん(右)
▲2人用個室ブース
個室ブースの使われ方はいかがでしょうか。
▲FM.Bee 柴田さん(左)と、NPO紙飛行機の山縣さん(右)
FM.Beeの柴田さんも、『35』の個室ブースをサテライトオフィスとして利用していらっしゃるそうですね。
▲自動受付システム。タブレットに会員カードのQRコードを読みこませる
テレワークという働き方はいかがでしたか?
3. 毎日『35』で働く人も! 「近さ」や「落ち着いた雰囲気」が好評
▲コワーキングスペース
コワーキングスペースの利用状況はいかがでしょうか? 先ほども、10時にオープンしてから間もなく利用者の方がいらっしゃいましたね。
▲コワーキングスペース利用者の男性
『35』で働くメリットはどんなことでしょうか?
利用者の声を聞きながら、より良い仕事環境を作れるように改善を進めているんですね。
4. 『35』の利用者たちがプログラミング教室を開催! 人のつながりが生まれる場所に
▲『35』で開催したイベントの様子(『35』Facebookページ から引用)
SNSでの情報発信のほか、どんな方法で『35』をPRされていますか?
▲『35』で開催するプログラミング教室やセミナーのパンフレット
ほかにはどのようなイベントを開いていらっしゃいますか?
5. 利用者の拡大や情報発信を通じて人や仕事が集まる場にしたい
▲取材当日に開かれた働き方改革セミナーの様子
最後に、『35』をどんな場所にしていきたいか今後のご展望をお聞かせください。
お問い合わせ
テレワーク相談センター
0120-861009
9:00〜17:00(土・日・祝日を除く)
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照海氏(三郷町):三郷で「働く場所」を増やしたいと考えたことが始まりでした。
三郷町のある奈良県は「地面を掘れば遺跡が出てくる」と言われるような土地なので(笑)、広い事業用地を確保して企業のオフィスや工場を誘致するのは難しいんです。三郷町もやはり事業用地は少なく、以前に町民から取ったアンケートでは、「働く場所がない」「パートで働きたいけれど近くにお店やオフィスがない」という声が上がりました。実際、町の県外就業率も43.1%(平成27年度)と高くなっており、大阪都市圏に1時間弱かけて通勤する町民が多いですね。