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  • SBテクノロジー株式会社
  • 住所
  • 東京都新宿区新宿六丁目27番30号 新宿イーストサイドスクエア17階
  • 業種
  • 情報通信業
  • 社員数
  • 773名(2019年7月現在)
  • URL

テレワーク宣言

社員の声で進化するテレワーク。多様性のある働き方の実践でビジネスの可能性も拡げる。

取締役 上席執行役員 ソリューション統括 兼 Workstyle@Newワーキンググループ リーダ 児玉 崇
​宣言者
取締役 上席執行役員 ソリューション統括 兼 Workstyle@Newワーキンググループ リーダ 児玉 崇
当社は、育児や介護等で柔軟な働き方をしたい、ICTツールを活用した多様性のある働き方を実践することがお客様へのより良い提案につながるのではないか、といった「社員の声」をきっかけに、2018年6月からトライアルを実施し、一定の効果が確認できたため、10月より以下の3つの視点を目的に全社へのテレワーク制度導入を決定しました。

1.従業員の視点
目的⇒ 一人ひとりにとっての理想のワーク・ライフ・バランスを実現する
期待する効果⇒ 時間の有効活用(家事・育児・介護・自己研鑽・リフレッシュなど)

2.経営の視点
目的⇒ 長時間労働の解消と生産性向上の両立を図る
期待する効果⇒ 集中できる環境での業務効率化、時間外労働の削減

3.ビジネスの視点
目的⇒ 自社注力ソリューションを自ら利活用し、顧客へサービス展開する
期待する効果⇒ 自社注力ソリューションの利活用促進、課題発見と解決方法の検討

利用しやすい制度にするには「社員が自発的に動いて、自分たちで作っていく必要がある」という信念の下、テレワークを求めているボランティアメンバーから成るワーキンググループにより、制度構築、改善を推進しています。

また、2019年の「テレワーク・デイズ2019」には、「特別協力団体」として参加しています。7月24日は、目標を大きく上回る200名以上がテレワークを実施しました。 現在、当社のテレワーク利用状況は、全社員平均で月1~2回程度となっておりますが、利用促進を行い、本年度下期には月3~4回程度の利用を目指します。 また、サテライトオフィス(コワーキングスペース)のトライアル導入なども行っており、今後もテレワーク制度をよりよいものに進化させる活動を行っていきます。

取材記事

令和元年度第2回取材記事
テレワーク利用で新たな働き方のアイデアが広がる
令和元年度第1回取材記事
心理的ハードルを下げることがテレワーク推進のカギ

令和元年度第2回取材記事
テレワーク利用で新たな働き方のアイデアが広がる

2019年のテレワーク・デイズ期間以降も、テレワーク推奨日を設けて積極的に利用を促進しているSBテクノロジー(株)。今年度の取り組みから感じた効果や課題などを、中心となって進めている児玉さんにうかがいました。また、実際にテレワークを実施している社員の方たちの声もご紹介します。

取締役 上席執行役員 ソリューション統括 兼 Workstyle@Newワーキンググループ リーダ 児玉 崇さん
取締役 上席執行役員 ソリューション統括 兼 Workstyle@Newワーキンググループ リーダ 児玉 崇さん

テレワーク・デイズ期間以後もテレワークが定着

今年度、実際に行った取り組み内容をお話しください。

2019年4月からテレワーク対象者を全社員に拡大し、「テレワーク・デイズ2019」に参加。7月24日をコア推奨日とし、夏季休暇期間を含む7~9月は帰省先など自宅以外の場所での勤務を可能としました。

結果として、7~8月は実施回数が各月600回以上に増加しました。9月以降も1カ月あたり500回前後の実施回数を継続し、社内にテレワークが浸透してきた印象です。10月以降も、3カ月間に15日のテレワーク推奨日を設定しています。
コワーキングスペースの利用もトライアルとして継続していますが、昨年秋からは営業職がお客様訪問時などのすき間時間で利用するカフェのコーヒー代金を会社負担とする制度を導入しました。

カフェでのテレワークは、コワーキングスペース利用よりも場所の選択肢が多く、時間がより有効に使えると営業職からは好評です。カフェでのテレワーク希望者へは、ノートPC画面の覗き見防止フィルターを支給しています。

これまでの取り組みで特に感じる効果がありましたらお聞かせください。

オフィスから離れた場所でも仕事を進められるツールの利用率はかなり高くなってきました。特にチャットツールは、今ではほぼ全社で使うようになっています。

会議は、ファイルの共有も進み、資料を事前に共有して効率よく進めて行くケースも増えてきました。現在、私自身が主導し、基本的に会議の時間を30分に制限する試みを行っています。それだけ短時間になると、あらかじめ資料を読み込んでおき、すぐにディスカッションに入れるようにすることが必要となります。

今年度のテレワークへの取り組みについて、社内からはどんな声が挙がっていますか?

「働き方の裁量が一部でも働く側に移った」という回答は興味深かったです。テレワークを行うことで、一人ひとりが仕事をする意義をあらためて考え、物事を決定するようになっていってほしいですね。

また、働き方の選択肢をさらに広げる案として、お客様やビジネスパートナーと同じ目標をかかげて協働・共創するチームが集まるためにオフィス空間を見直す、といった声もありました。テレワークは、今後新たな働き方を考えて行くきっかけにもなりつつあります。

心理的ハードルの撤廃と、社員の家族の理解が必要

ここまでの取り組みで課題と感じたことは何でしょうか?

心理的ハードルは依然として存在することです。テレワークの制度や環境は整っていますが、「上司があまりテレワークを推進していないので使いづらい」「所属部署ではテレワークは特別なときのものという圧力を感じる」といった声は聞きます。

引き続き推奨日を設け、積極的な実施を呼び掛けていきますし、上長からの圧力や利用時の業務連携などについては各部署に確認を依頼していきます。

また、自宅には集中して業務できる場所がなかったり、自宅にいると家族から休みだと思われて家事を手伝うように言われてしまったりといった社員もいます。自宅以外でテレワークできる場所を準備することも、今後のテレワーク拡大において必要だと思います。

今後、社内のテレワーク推進活動はどのように行っていきますか?

業務によっては、どうテレワークを行ったらいいのか分からないという社員もいますので、具体的なやり方を示していきたいと考えています。紙資料を多く扱う部署でも、仕事のやり方や計画を見直せば、テレワークが可能になる部分はあるはずです。

社員のみならず、家族の方にテレワークについて理解を深めていただくことも、普及には必要だと感じています。今年、テレワーク宣言企業に選ばれ、「テレワーク宣言応援事業」サイトで記事や動画を観ていただけるのは助けになります。

オリンピック・パラリンピック期間中については、テレワーク推奨日の増加や、自宅以外で業務ができる場所提供などを考えています。

お客様先に近いカフェ利用ですき間時間を有効活用(小西さん)

テレワーカーへインタビュー:実際にテレワークを利用している社員の方々へお話をうかがいました。

首都圏営業部 小西 和磨さん
 首都圏営業部 小西 和磨さん

昨年のテレワーク・デイズ期間の推奨をきっかけにテレワークを本格的に利用し始めました。営業という仕事柄、外出が多く、お客様訪問のすき間時間にカフェで仕事をすることが多くあります。コーヒー代の会社補助はありがたいですね。

所属部署では、もはやテレワーク利用は珍しくありません。この1年間で働き方も大きく変わってきました。私自身、テレワーク導入で業務の優先順位をより考えるようになりました。また、私は小さい子供がいるため、子供の体調不良で保育園から連絡が来ることもあります。テレワークが利用できると、そういった際子供の迎えを妻と分担しやすくなります。

当社がテレワークを推進していることは、自社事例をもとにしたシステムの使い方など、お客様への提案にもつながっています。

ワーク・ライフ・バランスも業務効率もアップ(川畑さん)

ソリューション統括パートナーセールス統括部 川畑 美奈さん
ソリューション統括パートナーセールス統括部 川畑 美奈さん

現在、毎週1回のペースでテレワークを利用しています。以前から利用したいとは思っていましたが、昨年7月に推奨日ができてから使いやすくなりました。テレワーク勤務時は、資料や見積もり作成などを在宅で集中して行えています。また、通勤時間がないため、家庭との両立もしやすくなりました。

担当しているお客様は自宅から訪問したほうが近いエリアに多いため、テレワークを組み合わせて効率的に仕事ができるようにしています。たとえば、朝、自宅からお客様先へ訪問し、午後は在宅勤務をするケースもあります。テレワーク時の社内の打ち合わせには、ビデオ会議で問題なく参加できています。

テレワークを利用するようになってから、「集中して取り組みたい業務」「会社にいなければできない業務」を意識付けし、以前よりもメリハリをつけて仕事ができるようになったと思います。

令和元年度テレワーク導入事例動画~SBテクノロジー株式会社


テレワーク事例動画(約3分)

2020年度の取組と2021年度に向けて~SBテクノロジー株式会社

2020年度の取組概要(特にコロナ禍の中での実施)

当社では今年、社員の多様な働き方の実現、ワークライフバランスの更なる推進を目的として、社員が自らオフィスワーク主体勤務か、テレワーク主体勤務かを選択できる制度を新たに導入しました。

会社が全員テレワークを命じるのではなく、あくまでも選択は社員が自身の業務特性や、ワークライフバランスなどを考慮して選択できる制度としたことで、多様な働き方を実現し、モチベーション高く業務に励んでいます。

2021年度のテレワーク活用・拡大予定

来年度は、テレワーク下での評価制度の見直し、テレワーク制度を更に活用する柔軟な働き方を社員に提案できるような人事制度のリニューアルなど、今の時代に何が必要かを社員とともに考え、多様な働き方の実現を推進していきたいと考えています。

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