テレワークで育児と仕事の両立可能に
テレワークの制度化に
早くから取り組んできた
株式会社岡部の岡部竜一社長
株式会社岡部東京支店
公園施設部の正野裕理さん
10~20代の若手、全社員の約3割に
少子化対策、子育ての経済的負担軽減を目的に
当社は土木・建設業のほか、全国の公共施
設や保育所・幼稚園、商業施設などの遊具を設
計・施工しています。1997年に配偶者出産特
別休暇、2010年に育休中のテレワークの制度化
と、早くから仕車と家庭の両立に取り組んでき
ました。遊具メーカとして、少子化対策に貢献
できないかと思ったからです。そんな企業姿勢
が若手社員の採用につながり、現在10~20代
が全社員の約3割を占めています。今年5月から
社員への出産祝い金の制度を拡大し、第1子、第2子30万円に加え、第3子
以降には100万円を贈ることにしました。
クラウド型グループウェアの活用
建設業は移動、エ期産業です。遊具の施工・点検期間は、年単位から1
週間程度までさまざま。社員は全国の現場に赴き、ウイークリーマンション
などを拠点に仕事をしています。そこが、テレワークの場になります。当社
では、クラウド型グループウェアの活用で、どこにいても社の情報を共有でき、
設計図などをパソコンで見られる環境を整えています。スマホと連携し、遊
具の点検や報告書を作成できるソフトも開発しました。ICTが業務の効率化
やテレワークの推進、特にモバイル勤務に果たしている役割は大きいですね。
2日の在宅と週3日の職場勤務の新しい働き方
セキュリティ対策万全のICTで安心
結婚を機に富山本社から東京支店に異動し、働
きながら2歳半の娘を育てています。仕事は、保
育所·幼稚園や公園などの遊具のデザイン・設計
です。出産後も仕事を続けたくて、会社の育児
休暇制度を利用し、1歳半まで育児に専念しまし
た。その後、テレワーク制度を利用し、週2日の
在宅勤務と、週3日の支店でのフルタイム勤務を
組み合わせたワークスタイルで職場復帰しました。
テレワーク時は自宅のパソコンから会社のサーバーにアクセスしてデータを呼
び出し、設計図を作成しています。勤務地を問わず、制度を活用できる会社
の体制とセキュリティ対策万全のICTが在宅での仕事を可能にしています。
テレワークで仕事もブライベートも充実
自宅から東京支店までの通勤時間は約1時間。電車の遅延でもっと時間
がかかることも。在宅勤務にすると、往復約2時間を有効活用できます。自
宅近くに娘の保育所があり、急な発熱や健診などへの対応、行事への参加
もスムーズです。職場勤務の場合、午前7時30分~午後4時30分と、勤務
時間にも配慮してもらっています。通勤ラッシュを避けられ、時間に余裕を
もって娘の送り迎えができます。テレワークが育児をサポートしてくれます。
笑顔で家族と過ごす時間も増えました。
富山県株式会社岡部
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2018年6月25日(月)北日本新聞朝刊掲載
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