企業の概要
企業・団体名株式会社伊勢屋本社所在地静岡県
業種卸売業・小売業総従業員数34名
事業概要働き方改革支援業
オフィス空間提案・OA機器販売・文房具販売
テレワーク
の種類
在宅
勤務
モバイル
ワーク
サテライト
オフィス
○○○
狙い
生産性
向上
移動時間
短縮
非常時の
事業継続
顧客満足
度向上
WLB向上オフィス
費用削減
通勤弱者
対応
創造性
向上
優秀な人
材確保
省エネ・
CO2対策
○○○○○○
テレワーク導入の効果(経営にもたらした効果、その他効果)
【病気の従業員の雇用維持】
難病による体調不良で悩んでおり、休みがちだった従業員に対して在宅勤務を認めた。
その結果、在宅勤務を認めていない時と比較して突発的な欠勤が無くなり周囲の従業
員の業務負荷も安定。該当部署の平均残業時間も約1時間ほど減少し、本人も体調に
応じて仕事をできることから安心して業務に取り組んでいる。
【子育て中の従業員のワークライフバランス向上】
子育て中の従業員にテレワークを適用したことで、子供と接する時間が一日あたり約2
時間程度増えた。また緊急事態宣言下、学校が休校になる中でテレワークを導入したこ
とで子育て世代の従業員が休まず子供を世話しながら業務を継続できた。
【時間効率向上と移動コストの削減】
訪問営業を極力減らし、オンラインでの商談に切り替えることで時間効率が向上。オフィ
スでも、自宅でも、サードプレイスでもお客様と繋がり商談することで、一日の訪問件数
が約1.5倍から2倍になった。また客先訪問時の移動費についてもテレワーク導入前は
月平均約30万円かかっていたのがテレワーク実施後は平均16万円程度と約50%に削
減ができた。在宅勤務時には往復1時間程度の通勤時間を自分の時間として使えるの
で、その時間を活用して処理業務などを行うことで生産性が向上した。
テレワークの概要・特徴
【テレワーク制度の概要・特徴】
営業活動において日々の商談をオンライン化。
「Meetin」というサービスを利用し、オンライン上で双方向でのコミュニケーションを実
現。ウィズコロナ、アフターコロナ時代を見据え、対面一辺倒の商談スタイルから脱却
し新しい商談スタイルの選択肢を作っている。
【テレワークの活用拡大や定着、効果的な運用のために工夫した点】
テレワーク推進者を決めてテレワークのモデル社員を作り、その推進者と会社が実務
上のメリットと問題点を共有し意見交換しながら、針の穴を大きくするような工程で活用
を拡大した。新型コロナの臨時的対応で一気に対象を拡大したが、現在は再び現場と
丁寧にコミュニケーションを取りながらテレワークの仕組みの最適化を図っている。
【テレワークでの長時間労働を防ぐための具体的な取組】
クラウド勤怠管理システムの「kingoftime」を導入し、テレワーク実施者がどこでも打
刻できるような仕組みを作った。さらに無申請での残業を認めないルールも導入。また
残業時間の見える化を行い各部署の上長と共有。朝礼、終礼時に勤怠情報を確認し
ながら業務の状況をチェックすることで、不要な残業を抑制する事ができた。
雇用上の規定テレワーク規定
テレワーク担当部署配送係、業務係の品出し検品業務に関わるチームを
除いた全社
テレワーク対象者対象組織に所属する全従業員
実施者数24名
平均実施日数月4回以上8回未満程度(概ね週1〜2回)
テレワーク実施概要
テレワークの導入・拡大の経緯
自身の病気が原因で突発的な欠勤や通院による早退が続き、悩んでいる従業員がいた。本人は自分の体調に対する不安と、仲間に対する申し訳ないという気持ちで辛い思いを
していた。会社としてはなんとか続けて仕事をして欲しい・・・ならば在宅勤務ができれば仕事を続けられるのではないかと検討を始めたのが導入のきっかけであった。実際、実施し
てみると自宅でのデスクワークは集中できるとの意見があり、生産性を向上させる可能性を感じ、企画・デザイン職は全員対象に設定。外勤社員についてもリモートワークや直行
直帰を推奨し、営業活動の効率化や移動時間、交通費の削減効果を狙って実施した。将来的には従業員の多様性を受け入れられるような制度に育てたいとの代表の思いから子
育て世代や介護世代の従業員なども積極的に対象とし、従業員一人一人がどんな状況においても輝くことができる会社になるべく日々テレワークを実践している。
事例検索へ戻る事例検索へ戻る