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  • 株式会社バンテック
  • 住所
  • 神奈川県川崎市川崎区日進町1-14 キューブ川崎
  • 業種
  • 物流業
  • 社員数
  • 461名
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テレワーク宣言

場所に縛られない働き方へ・運輸業のテレワーク

代表取締役社長 児玉 幸信
​宣言者
代表取締役社長 児玉 幸信
バンテックでは今年度、グループ会社も含めてテレワーク制度の本格導入を行います。

テレワーク導入の最初のステップとして、在宅勤務導入の声が大きくなったのは、約2年前。まずは育児や介護で時間に制限のある従業員を対象に在宅勤務を解禁し、徐々にその対象を広げて参りました。

今年度からは、本格的に制度を導入し、育児中・介護中ではない社員でも、自由に働く場所を選べる環境を整えています。

オフィスではない別の場所で仕事をすることで、心に余裕を持ち、気持ちもリフレッシュして新たなアイデアが生まれることを期待しています。

今年のテレワーク・デイズには、約120名が参加。ここまで多くの人が一日にテレワークすることは当社では初めてですし、テレワークするのはこの日が初めて、という社員も多数いました。7/24を境に、更にテレワークの活用が加速すると思っています。

当社では、テレワークと同時に働き方改革を進めており、まず手始めに本社の一部門にて、席のフリーアドレス化を行いました。席を固定化しないことで、新たなコミュニケーションが生まれています。テレワークでも、孤立化しないようなツール (チャット・会議ツール、電話、社内SNSなど) を活用し、オフィスにいるのと変わらない環境の提供と整備を進めています。

物流企業ですので、運転や倉庫作業など、現場での業務もたくさんあります。ですので、いかに現場部門にテレワークに代わる制度を取り入れていくか、がこれからの課題です。テレワークから生まれるアイデアで、この課題が解決されることを確信しています。

取材記事

第2回(2018年度第2回)取材記事
テレワークを本格導入した今年度を振り返って
第1回(2018年度第1回)取材記事
物流企業がチャレンジするテレワーク

第2回(2018年度第2回)取材記事
テレワークを本格導入した今年度を振り返って

川崎本社でのトライアルを経て、2018年10月からテレワークを全社規模で導入したバンテック。今年度の取り組みを振り返っていただきながら、現在の課題と今後の利用拡大に関してお話をうかがいました。

左から)戦略イノベーション本部 仁多見智恵子さん・平野麻由美さん
 左から)戦略イノベーション本部 仁多見智恵子さん・平野麻由美さん

全社でテレワークを利用可能に

今年度、実際に行った取り組み内容をお話しください。

2018年1月から3月にかけて行ったテレワークのプレトライアルを経て、2018年4月からトライアルを実施し、7月のテレワーク・デイズには特別協力団体として参加しました。8月にはこれまでの在宅勤務細則をテレワーク勤務細則に改訂し、10月から全社規模でテレワークを本格導入しました。
イントラネット上のテレワーク専用ページには、テレワークの取り入れ方の例や、契約している民間のモバイルワークオフィスの案内などを掲載しています。
また、2018年11月には、テレワークの社内説明会を開催しました。川崎本社やグループ会社へオンライン配信も行い、説明会で話した内容をテレワーク専用ページに掲載して、いつでも内容を確認できるようにしました。
テレワーク申請は上長の承認のもと提出すれば、年度の終わりまで有効です。2019年2月現在、利用申請者数は65名です。

テレワークへ「何となく感じている」ハードルを下げていきたい​

これまでの取り組みを振り返っていかがですか?

テレワーク利用申請を行って活用している社員は、「とても便利」だと感じているようです。ポジティブな感想を聞くことが多く、利用のリピート率は高くなっています。
一方、テレワークを利用することに何となくハードルを感じている社員は、少なくないと思います。いかにハードルを下げていくかは、社内の風土改革と一緒に長期的に進めていきたいです。
テレワーク利用環境については、購入予定の機器の納品遅れなどがあり、インフラ整備のスケジュールが後ろ倒しになっています。当初は2018年秋ごろから新しいパソコンに切り替える予定でしたが、こちらは完了が来年度中と延びました。利用環境が整えば、もっとテレワークがしやすくなります。

おふたりは今年度、どの程度テレワークを利用されてきましたか?

仁多見さん:

打ち合わせが入っていない日は、積極的にテレワークをしています。週1~2回、月曜日や金曜日に在宅勤務をすることが多いですね。テレワークがなかった頃と比べると、今は状況に応じて場所を問わず仕事ができるのが、気持ちの上でとても楽になりました。
たとえば、電車やバスが混雑でひどく遅れているなら、途中で下車してカフェなどで仕事を始めたり、在宅勤務に切り替えたりということが今は可能です。また、働く場所を変えると、集中力が増すこともわかりました。

平野さん:

私は週1回程度、自宅からの距離が近い契約モバイルワークオフィスで、テレワークをすることが多いです。通勤時間が川崎本社よりもずっと短くなるのはうれしいですね。モバイルワークオフィスを外出の前後に利用する場合もあり、以前より時間を有効に活用できています。

現場の声を聞きながら、社内にテレワーク利用が広がる風土づくりをしていきたい

来年度以降、どのようにテレワーク利用を拡大していきたいですか?

テレワークを利用できる風土にあるかどうかについては、現在、まだ部署間で差があります。各部署の上長の考え方に左右される面が大きいため、たとえば部下はテレワークを利用したくても、上長が消極的な場合は難しい状況です。
もちろん、職種などにもよりますが、会社全体としてテレワークを「自分ごと」ととらえられるようなマインドの変化は必要だと感じています。具体的にどのように働きかけていくかは、社内アンケートをとったり、直接社員から話を聞いたりしながら検討を進めています。
持ち運びできるパソコンがなければ仕事ができないというものではなく、たとえば提案書の企画を社外で練っても良いわけです。全社員にスマートフォンは貸与されていますので、メールを見たり調べ物をしたりすることは可能です。
また、お客様先で事務作業をしている社員も、テレワークが可能な環境を実現できればと思っています。お客様といろいろ相談をしながら、調整していきたいですね。

今後のテレワーク推進活動についてお聞かせください。

テレワークは働き方の選択肢の一つとして会社から提示されているだけなので、どうしてもやらなければならないというものではありません。ですが、活用していくと仕事にも柔軟性が生まれる可能性が高いと感じています。それが伝わっていくような推進活動を考えています。テレワーク専用サイトに、実際に活用している社員の事例を掲載していければと思います。

2018年度テレワーク導入事例動画~株式会社バンテック


テレワーク事例動画(約3分)

2019年度の取り組みと2020年度に向けて~株式会社バンテック

2019年度の取り組み概要

●テレワーク・デイズ参加

●本社移転により、テレワークがより推進できるインフラ環境を整えました。

[具体的には]

 -Web会議ツールの導入(各会議室にも設置)。

 -SIM内蔵PCで誰でもテレワークができるように。

 -PC持ち出し申請を原則毎回→原則月1回にし、簡略化。

 -親会社の本社でもテレワークができるように。

●グループ会社各社
SIM内蔵PCに順次切り替えて、現場の事務職もテレワークができる環境へと順次対応中。

2020年度のテレワーク活用・拡大予定(特にオリンピック・パラリンピック期間中)

●現場の全事務職にもスマホを配布し、テレワークしやすい環境にする。

●テレワーク勤務細則で月のテレワーク可能日数上限を、月の勤務日数の1/2から、オリンピック・パラリンピック期間中のみ特例で上限を撤廃予定(人事と交渉予定)。

●PCの切り替えが済んでいない拠点へのテレワーク可能機器の貸し出し(開催期間中に影響がありそうな拠点には重点的にサポート)。

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