企業の概要 企業・団体名株式会社エイアンドピープル本社所在地東京都 業種翻訳業総従業員数11名 事業概要翻訳／通訳派遣／プレイン・ランゲージ研修事業 テレワーク の種類 在宅 勤務 モバイル ワーク サテライト オフィス 〇〇 狙い 生産性 向上 移動時間 短縮 非常時の 事業継続 顧客満足 度向上 WLB向上オフィス 費用削減 通勤弱者 対応 創造性 向上 優秀な人 材確保 省エネ・ CO2対策 〇〇〇〇〇〇〇〇 テレワーク導入の効果（経営にもたらした効果、その他効果） 経営層含め正社員全員が女性である弊社は、在宅勤務導入前から女性が仕事と家庭を両立でき る環境を改善してきました。(例：ノー残業デー導入(2015年)、就業時間30分短縮(2017年))。結婚、 出産、介護等ライフステージの変化による影響を特に受けやすい女性が、能力を活かして活躍し 続けることをさらに可能にしたのが全社在宅勤務化です。全社員の6割強が育児中であり、育児 休暇取得率・産後の復職率・時短勤務取得率は100%となっています。 それに限らず、毎日都心のオフィスへ満員電車で通勤する労力と時間を仕事に注ぎ、空いた時間 を趣味や家庭をより充実させるために使うことは、プロフェッショナルとして付加価値の高いサービ スを提供し続けるために不可欠なことだと考えています。 小学一年生の双子を持つ社員からは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、小学校入学 まもなく休校となってしまった子供達が不安定な精神状態になった際、在宅勤務のおかげで時間 的・精神的に余裕が持て子供達にしっかりと寄りそうことができたとの声がありました。 また、持病の腰痛を抱える社員は、症状の悪化時にはラッシュ時間を避けたり、止む無く有給を使 用するなどしていましたが、通勤による身体への負担が減り仕事に集中できるようになりました。 テレワークの概要・特徴 ・毎週月曜日を出社日とし、ミーティングを集約しています。新型コロナウイルス下という状況もあ り、対クライアントを中心にウェブミーティングも実施しています。一方、非言語的なコミュニケー ションが求められる個人面談等は極力出社時に行うなど、対面および非対面を使い分け、コロナ 下での社員のストレス解消にも注力しています。 ・その他の曜日は自由出社。クライアント先での打ち合わせ後はオフィスに出社して業務を再開 する、帰宅して在宅勤務に切り替える等、場所と時間に合わせて自由に選べる点が非常に効率 的です。 ・助成金を活用し、テレワーク環境を整備しました。社員は在宅勤務用にデスクトップPC、出社用 にノートPC、移動時にメールチェックが可能なタブレットが支給されており、どこからでも安全にグ ループウエア、メール、ファイルにアクセスが可能です。年に1回全社員を対象に情報セキュリティ 教育を実施する等、翻訳会社として必須のセキュリティには万全を期しています。 ・テレワークで最も難しい点としてコミュニケーションが挙げられます。対応策として、毎朝『skype』 を使用して部門を超えたスケジュール共有を行っています。各自のスケジュールは『googleカレン ダー』でも共有され、お互いの業務が可視化されているので、スケジュールに余裕がある社員が 別の社員の仕事を引き継ぐ、といったコミュニケーションが生まれます。13時にはチームごとに雑 談を交えた進捗確認。オフィスでは当たり前の光景だったスモールトークですが、テレワークでは 「必要なことしか話さない」ともなりがちです。大切なコミュニケーションとして、意識的に行うよう心 掛けています。16時にはチームごとに残業申請。残務と退勤予定時刻を報告し合うことで、長時 間労働予防としています。 チャットツールは『slack』を使用。メールよりもカジュアルなコミュニケーションが可能です。 雇用上の規定「テレワーク就業規則」（在宅勤務規定） テレワーク担当部署管理本部 テレワーク対象者全従業員及び役員 実施者数15名（役員を含む） 平均実施日数月12回以上20回未満程度（概ね週3〜4回） テレワーク実施概要 テレワークの導入・拡大の経緯 2019年、新規事業立ち上げ直後に出産を控えていた社員が、希望通り産前まで仕事を続けられるよう、母体の安全も鑑み初の在宅勤務を認めました。その後在宅勤務の拡大は ありませんでしたが、2020年4月より新型コロナウイルスの感染拡大に伴い全社員を対象に在宅勤務を導入。生産性に影響は見られず、今後の感染拡大時も安定した営業ができ るよう、以後はフリーアドレス制とすることを決定しました。6月に本社をシェアオフィスへ移転。現在は毎週月曜日を出社日とし、その他の曜日は各自の業務内容、状況に合わせ自 由出社としています。