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総務大臣賞 受賞 株式会社 WORK SMILE LABO (旧社名:株式会社石井事務機センター) 取組の特徴 【主な効果】 ◼ テレワークなどのワークスタイル体験見学会累計800社 ◼ テレワーク導入後、残業時間40%削減、売上108%増加、人時生産性113%増加 (2016年度→2017年度の推移) 中小企業がテレワーク導入するため、ICTツールだけでなくルールや評価制度を導入し、事例を作っ ている。 自社のテレワーク導入事例を元に、地域の中小企業向けにテレワーク導入セミナーを開催し、啓蒙 活動を実施。 駅前にサテライトオフィスを開設し、テレワークを活用した地方の中小企業のワークスタイルのモデル創 りに挑戦。 11 企業の概要 社名 株式会社 WORK SMILE LABO (旧社名:株式会社石井事務機センター) 都道府県 岡山県 業種 卸売業,小売業 従業員数 32人 事業概要 中小企業のより良い働き方を通じ、お客様の利益貢献、生産性の向上 を目指している。モノを提供するだけではなく、自社の経営課題を解決 した取り組み「ワクスマ」を通じ、ノウハウと共にお客さまへ提供している。 テレワーク の種類 在宅 勤務 モバイル ワーク サテライト オフィス 〇 〇 〇 狙い 生産性 向上 移動時間 短縮 非常時の 事業継続 顧客満足 度向上 WLB向上 オフィス 費用削減 通勤弱者 対応 創造性 向上 優秀な人 材確保 省エネ・ CO2対策 〇 〇 〇 〇 〇 テレワーク導入の効果(経営にもたらした効果、その他効果) ・生産性向上:外勤メンバーも含めた全社員テレワークを実施した結果、昨年比 残業時間40%減、売上108%、人時生産性113%という結果を得ることができた。 ・社員満足度向上:まずは子育て中の女性社員のテレワークがあることによる ワークライフバランスの満足度は100%(社内アンケート、昨対比)であった。同時 にノー帰社デーなども実施することで、会社の福利厚生として入会しているジム に行くなど、社員同士のコミュニケーションも広がっている。なお人時生産性の向 上により、社員の平均年収も対前年比108%となった。 ・お客様へのテレワークの導入:テレワーク百選に選ばれたことや、自社の取り 組みをお客様へ紹介することで、実際にテレワークをしたい・考えている企業から 問い合わせがあり、平成30年度だけで15社の企業が、自社からテレワークの導 入をするための機材とノウハウの提供の依頼を受けた。 ・採用力の向上:テレワークを中心とした働き方の環境整備を実施し、その内容 を採用活動でしっかりと伝えた結果、 新卒採用については、就職したい企業ラ ンキング、岡山県内9位にランクイン(29年度は12位)。中途採用は昨年比180% の求人の応募を得ることができた。 テレワークの概要・特徴 我々のテレワークの特徴は、中小企業向けのテレワークのやり方を追求して いることである。テレワークを導入する際に、労務管理、コミュニケーション、情 報セキュリティの3つの課題が出たが、中小企業の場合は資金的にも運用や 管理する人材もおらず、それを補うために既存の商品やサービスを組合せて、 安価で操作や運用が容易な環境を作った。上記3点の課題について、以下の ような環境を整えることで改善した。 ・労務管理 出退勤をクラウドで管理し、携帯で出退勤の打刻と位置情報が確認できる。ま た、PCログ管理システムを活用し、作業時間・作業内容の見える化を実現。 ・コミュニケーション Web会議システムを活用し、社内テレビを設置してテレワーク勤務者と常時接 続。マイク・スピーカーで社内にいるのと同じ感覚で会話ができ、複雑なやり取 りも画面共有で行うことが出来る。 ・情報セキュリティ 社内データはすべて共有サーバーで管理し、社内のセキュリティレベルを強化。 さらに外部からのリモートアクセスもでき、社外でもセキュリティで守られた環 境で作業ができる。 雇用上の規定 テレワーク規定あり テレワーク担当部署 全部門(営業、レスキュー、ICT、サポート、広報) テレワーク対象者 全社員 実施者数 32人 実施日数 外回り(毎日テレワークないしはモバイルワーク) 内勤(週平均2~3日) テレワーク実施概要 テレワークの導入・拡大の経緯 子どものいる女性社員が子供の急な体調不良などで休みがちになっていた。職場や同僚に迷惑をかけてしまうことや、仕事を代わりに担当する者も残業がかさみ お互いがギクシャクしていた。その際に「在宅勤務」ができることで解消できることなのではないかと思ったことがきっかけであった。実際にスタートしてみると、仕事 に集中して行えることから、イレギュラー時のみだけではなく、まずは内勤からシフト制にし、1年後には全社員で使用出来るように仕組み化を行っていった。
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