■大雪により交通機関が止まった時、遠方の通勤者について出社が困難となり、急遽4
割の社員が終日在宅勤務を行ったが業務に支障はなかった。
■Web制作を担う社員が家庭の事情により長期出社が難しくなったが、在宅勤務に切り
替えたことで、スケジュール通り業務を行うことが可能となり支障は出ていない。進捗状
況などについては直接クライアントとやり取りをしている担当者とメール、スカイプなどで
密に連絡を取っているため、円滑に在宅勤務制度を利用できている。
■通勤や休憩時間に該当する部分で家事を行うことができ、看病の際は子が寝ている
時に集中して作業を処理することができ時間を有効に活用することができた。
■弊社は研修業務などを行っているため、在宅勤務を利用できないこともあるが、他の
社員が代わりに講師に入れるよう研修内容のマニュアル化、経験の浅い講師への指導
にさらに力を入れ、誰もが在宅勤務を活用できるよう取り組んでいる。また、テレワーク
勤務での課題がはっきりすることにより、各自が明確な目的をもって課題解決に取り組
むようになり、在宅勤務制度の取得だけでなく、研修全体の質を上げるという目標に向
かって一致協力するようになった。
■社員の在宅勤務規程について
規程では原則1ヶ月と定めているが、事情によっては延長を可能とし介護や育児によ
る離職防止に努めている。また、子の看病、荒天時なども在宅勤務を可能として、状況
に合った利用を認めている。
■ふるさとテレワーク推進事業について
平成28年1月より島根県隠岐の島町にテレワーク推進拠点を開設し、テレワークとい
う働き方を活用した業務の運営を行っている。平成29年度は島根県川本町が開設す
るテレワークセンターでも同様の業務・運営を弊社にて実施する。
また、隠岐の島町、川本町だけでなく、福岡県田川市、岡山県新庄市、東京都小平
市、北海道美唄市において各団体が運営する拠点と連携し、広域的にテレワーク事業
を運営、テレワークという働き方を通して仕事と人材をシェアすることを推進している。
企業の概要
社名有限会社Willさんいん都道府県島根県
業種サービス業(他に分類されないもの)従業員数9名
事業概要人材育成、キャリアコンサルティング、地域づくり支援、
Web・デジタルコンテンツ制作、システム開発
テレワーク
の種類
在宅
勤務
モバイル
ワーク
サテライト
オフィス
○○○
狙い
生産性
向上
移動時間
短縮
非常時の
事業継続
顧客満足
度向上
WLB向上オフィス
費用削減
通勤弱者
対応
創造性
向上
優秀な人
材確保
省エネ・
CO2対策
○○○○○
雇用上の規定就業規則に規定
テレワーク担当部署総務
テレワーク対象者全社員
実施者数4名
実施日数月16回以上(概ね週4回以上)
テレワーク実施概要
テレワークの導入・拡大の経緯
■平成28年11月より全社員を対象とした在宅勤務の試験実施を開始、平成29年2月に就業規則に規定し、新たに在宅勤務規程を作成。平成29年7月より1名在宅勤務に移行。
■平成28年1月より島根県隠岐の島町にテレワーク推進拠点を開設。ICTを活用することにより離島のハンディを受けない働き方の確立を目指す。育児や介護のため自宅での仕
事を希望する方、配偶者の転勤により継続的な就労が難しい方、副業を探している方たちを対象にテレワーカーの登録を募る。現在、自宅又はテレワーク推進拠点においてデー
タ入力、アンケート集計、ライティング業務を行っている。
テレワーク導入の効果(経営にもたらした効果、その他効果)テレワークの概要・特徴
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