テレワークで創出した時間の使い方
三寒四温の候、体調管理が難しいものですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。風邪など引かない様にくれぐれもご自愛ください。テレワーク相談センター 相談員 川田理華子です。
テレワークを行うことで、通勤に掛かる往復時間など、新たに創出した時間を他の事柄に使用することができます。例えば、仕事の作業時間、創造時間、自分時間などに使うことができますが、皆様はどの様にこの時間を使っていますか。
総務省が令和3年に実施した社会生活基本調査の結果をもとに作成した都道府県ランキングによると、「通勤・通学時間が長い!?ランキング」は以下のような結果になっています。
| 通勤・通学時間が長い!?ランキング | ||
|---|---|---|
| 順位 | 都道府県名 | 時間.分 |
| 全国平均 | 1.19 | |
| 1 | 神奈川県 | 1.40 |
| 2 | 千葉県 | 1.35 |
| 2 | 東京都 | 1.35 |
| 4 | 埼玉県 | 1.34 |
| 5 | 奈良県 | 1.28 |
全国トップの神奈川県の平均通勤時間は100分。1年間で仮に240日の労働日だとすると、年間約400時間(約16.6日分)の時間、全国平均で年間約13日分を通勤に費やしていることになります。
テレワーク運用における効率化で新たに創出した時間(往復通勤時間など)を何に使っているのか、同じ統計の中での調査結果があり、「25~34歳では睡眠、趣味・娯楽、35~44歳では育児、45~54歳では睡眠、食事の時間がそれぞれ長くなっている」ことが分かっています。
各年代で特徴のある活用がされており、テレワーク運用での創出時間(往復通勤時間)で「ギリギリまで寝る」「普段時間に追われていた家事育児にゆとりができる」等、個々の事情に合った対応が見えてきます。
労働者において、テレワークは新たに使える時間を生み出すことと共に、通勤による疲労感やランチなど出勤したからこそかかる費用の節約など様々なメリットを感じられ、育児介護等プライベートの制約のある労働者のための特別な働き方から、今は「ワークライフバランス」が重要視され「自分らしく働き生活するための手段」となり、「自分の生き方の主導権を得るための手段」へ変化しつつあると感じています。

一方、事業者にとっては、これはまさしく人的資本経営であり、テレワーク運用によって効率が高まり、新たに生み出された時間(手取り時間)が、労働者一人ひとりの自律的な挑戦や使命感を支援し、AI時代において「人にしかできない価値」に集中していく環境を作る。テレワークを、個々人のパフォーマンスを最大化するための「戦略的投資」として位置づけ、働くことの再定義をしていくことで、結果的に生産性向上に繋がっていくと考えています。
テレワークに関しまして、何かご不明な点等ありましたら、どうぞテレワーク相談センターまで問い合わせください。
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執筆者
一般社団法人テレワーク協会客員研究員川田理華子(かわだりかこ)
社会保険労務士、ソフトウェア開発技術者<現応用情報技術者>、交流分析士1級

